「ソロモンの偽証」
2015年03月15日
宮部みゆきの「ソロモンの偽証」・・・
映画になりましたね。
でも、「模倣犯」の方がおもしろかったなぁ。
なぜ、中学生が模擬裁判なんかするんだろう?
それに、なぜ、みんなあんなに賢いの?
中学生なのに・・・
というような疑問が頭から消えず、素直に楽しむことができませんでした。
面白いことは面白いのです。
例によって、一気に読ませます。
私は、「嘘つきで嫌われ者の樹里ちゃん」が印象に残りました。
私も、実生活で出会ったら、確実にそばには寄りません。
しかしながら、誰にも事情があり、真実があるのだと
健気な嘘に涙しそうになりました^_^;
私は映画館へ行く気にはなれませんが
見に行った友人の話では
・省略されている人(つまり、原作にはいて、映画には出ていない人)が多い
・原作を読んでいない人にもストーリーがわかるのだろうか?
・前編で、まだ裁判が始まっていない。中編・後編と続くのか?
と、???で映画館を出たのだそうです。
案外、読んでいない人には、2時間に凝縮されたストーリーは面白く、頭に入りやすいのかもしれません。
文庫版のエピローグにはびっくり。
そう来たか!でした。
長い話ですが、いつもながらの宮部みゆきの迫力で、あっという間に読めてしまいます。