タラジイの三回忌
2013年06月03日
今年も、あのころのように、雨でした。
タラジイは、八木にあった車屋さんで生まれ、縁があってうちに来ました。
引き取りに行った日のことは、今でも覚えています。
一番に、私のところへ走り寄ってきましたね。三ヶ月と聞いていたから、
コロコロを想像していたら、意外に大きく、驚いたのを覚えています。
それから17年。ご長寿でした。なんと阪神淡路大震災の広島での揺れも経験しています。
タラは、私が運転する車の助手席から落ちたり、ハスキー犬に首根っこ噛まれブラ~ンとなったり、
晩年は、前庭疾患といって、首が斜めに傾いて、まっすぐに歩けなくもなったりしましたが、
それも気付ば回復し、この子は不死身なのか?
私を置いては、死なないんだ。なんて思っていました。
でも、最後の1ヶ月はほぼ寝たきり。
残業が続く毎日をいらいらしながら家に帰り、帰ると、排便だらけのタラを毎日洗い、床ずれに軟膏を塗り、
おしめで蒸れたお腹を清潔にし・・・。17年間ずっと一緒にいたタラのため、何にも苦労とは思いませんでした。
もっとすばらしい思い出を私にくれたから。
最後を看取ることが出来たのは、タラの精一杯の私への愛情だと思います。
いつかこの経験を、皆様にご提供する日が出来るように、まだまだがんばろうと思います。