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「インフェルノ」ダン・ブラウン(ネタバレあり)

お知らせ

2016年11月21日

ダン・ブラウンの「インフェルノ」……

ダンテの「神曲」を題材にして、人口増加を防ぐために生物兵器を作った気違いじみた科学者の話です。

(しかし、「神曲」なんて、誰が読むの?)

「天使と悪魔」「ダ・ヴィンチ・コード」「パズルパレス」「デセプション・ポイント」「ロスト・シンボル」などを

一通り読んでみて思ったのは

処女作の「天使と悪魔」が一番面白い。

処女作にはその作家のすべてがあらわれる、と言いますが、ほんとにその通り。

実は、ダン・ブラウンは上手なストーリーテラーではないのではないかと……密かに思っております。

「インフェルノ」も、ストーリーを作るの大変だったのね、と、読みながら思ってしまいました。

「インフェルノ」の前の「ロスト・シンボル」もストーリーはあまり面白くなかった。

読みながら、先がわかってしまう。

多分こうなるんだろうな、と見当がついてしまいました。

ダン・ブラウンは宗教や歴史や科学の蘊蓄を読むのが楽しい。

しかし、ストーリーはイマイチ。

 

嬉しいことに、舞台がフィレンツェ、ヴェネツィア、トルコです。

フィレンツェの街並み、オレンジ色の屋根の家々、花の聖母教会と大聖堂、モンテヴェッキオ

ヴェネツィアの運河、サン・マルコ広場、ゴンドラ……

トルコのアヤソフィアは滅多やたらに大きいということしか知りませんが(^^ゞ

それを見るだけでも、映画館に行くつもりです。

原作とどのように違うのか?楽しみです。

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