映画「空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎」
2018年03月01日
見てきました。
映画「空海」
ちょうど1年前、「沈黙」を見て以来
久しぶりの映画館です。
スペクタクルというのか
画面が美しく、
もちろん楊貴妃も美しく
うっとりと見ました。
先日テレビを見ていたら
「映画館から出てきて『原作の方が面白かった』と言われるとむかつく」
という意見があり
私は
「ほんとなんだからしょうがないじゃない」
と思いました。
たいがいの場合、原作の方が面白い。
「沈黙」は珍しく原作と同じくらい映画も面白かった。
そしてやっぱり「空海」は原作の方が面白かった。
空海は美しい楊貴妃の運命を描くための狂言廻し。
狂言廻しが空海である必要はないように見えました。
原作での相棒橘逸勢は出てこなくて
白楽天が相棒の役割でした、
白楽天は「長恨歌」という楊貴妃と玄宗皇帝の詩を書く人なので、どうしても必要な人ですが
空海は、なにも空海でなくても良かったのではないか?
それと宦官の高力士、阿倍仲麻呂の描き方はあんまりじゃないか。
楊貴妃の美しさを際立たせるためでしょうが
もっと政治家として立派な人なのに可哀想な気がします。
ともあれ、見てよかった。
映像美を楽しみました